履歴書の質は就職活動の成否に大きく関わります。特に転職の場合、履歴書の内容によって給料の算定が変わります。そのため、履歴書は面接官へアピールできる内容が十分に盛り込まれている必要があります。

このとき中には、本などに記載されている例文通りに履歴書を作成する人がいます。

ただ、面接官は数多くの履歴書を見てきています。そのため例文通り(誰にでも書ける内容)に仕上げた履歴書はひと目で分かってしまいます。その結果、面接官の印象に残らなかったり面接時にボロが出たりします。

特に、登録販売者は過去の経歴によって資格の状況が変化します。登録販売者の履歴書には、あなた自身のスキルや状況などが反映されていなければならないのです。

そこでここでは、登録販売者が転職する際の履歴書の書き方について解説していきます。

登録販売者資格は免許・資格欄に書く

履歴書には免許や資格などを記入する項目があります。登録販売者資格を保有していることは、この項目に記載します。

以下は、実際の履歴書の写真です。

このように、免許・資格欄に登録販売者を取得したことと、資格を取得した年・月を記入します。

このとき登録販売者の中には、民間のものを含め他の資格を取得している人もいるでしょう。このような場合、資格の取得のために努力と時間を消費しているため、所持している資格すべてを記載したくなりがちです。

ただ基本的に、業務に関係のない民間資格は記載しないのが無難です。

例えば自転車整備士の資格を保有していても、登録販売者としての仕事には活きません。そのため、このような資格を保有していることが記載されていると、面接官は「なぜ自転車に関わる仕事から転職するのだろう」と疑問に思います。

そのため登録販売者資格を活かして転職したいのであれば、関連性のない資格を記載することは控えましょう。

これに対して民間資格であっても、販売士や英会話関連の資格・スコアなど「登録販売者としての仕事に関与する資格」は記載するべきです。このような資格の保有をアピールすると、面接官はあなたの将来のキャリアコースを明確に想定しやすくなり、「有用な人材である」という印象を受けやすくなります。

なお登録販売者業務に関係のない資格であっても、国家資格(公的資格)は記載するのが好ましいです。一般的に国家資格は取得が困難であるとされており、人柄や経歴などに影響することが多いためです。

所有している資格は正式名称で書く

ただ登録販売者を含め、どのような資格を保有していたとしても、資格を略称で記載してしまうと面接官の印象が悪くなります。資格の略称は服装でいう「カジュアル」に当たり、面接にはふさわしくないためです。

実際に、知り合いの採用担当者は「資格の略称だけで合否を決めることはないが、『詰めが甘く大雑把な人柄である人材だ』と判断されやすい」と述べていました。

詰めが甘い人材には大きな仕事を任せられません。つまり、資格を略称で書くと採用での評価が低くなるのです。そのため、どのような資格であっても履歴書には正式名称で書く必要があります。

このとき、登録販売者は略称ではなく正式名称です。実際に厚生労働省のホームページや販売従事登録証には、登録販売者という名称が使用されています。

以下は、厚生労働省の医薬品販売制度に関するページです。

ここには、登録販売者という単語が用いられています。また以下は、自治体が発行する販売従事登録証(登録販売者の免許証に相当するもの)です。

ここにも登録販売者という単語が使用されています。そのため、履歴書の資格欄には「登録販売者」とそのまま記載して問題ないのです。

しかし登録販売者制度が始まった頃は、「登録販売者」ではなく「医薬品登録販売者」と呼ばれていました。登録販売者という名称が浸透しておらず、何を販売する資格なのかが分かりにくかったためです。

そのため登録販売者制度の開始直後に資格を取得した人は、「医薬品登録販売者が正式名称である」と思っているケースがあります。

このような人が採用担当者になっている場合、履歴書の資格欄に登録販売者と書くと「略称で書いている」と思われることになります。そうすると、本来は全く問題ないのに採用時の評価が下がってしまいかねません。

また営業職やメーカー事務などの「市販薬販売に関係のない医療業界」へ転職する場合、登録販売者制度を知らない人が面接官になる可能性があります。登録販売者は小売業界で有名な資格である一方で、他の業界での知名度が低いためです。

このようなケースで「登録販売者」と記載すると、「医療業界とは関係のない資格である」と判断されかねません。このようなことからも、履歴書には医薬品登録販売者と記すのが無難といえます。

ブランクで研修中になっている人の資格欄の書き方

登録販売者は薬を販売できる資格です。ただこれは、管理者要件を満たした正規の登録販売者のみです。過去5年以内に2年以上の実務・業務経験がない場合、研修中の扱いとなります。

研修中の登録販売者は、接客はできるもののOTC薬販売の時間帯責任者になることができません。そのため、研修中の登録販売者は正規の登録販売者よりも価値が低いです。

実際、研修中の登録販売者が正規の登録販売者と同じ扱いとなることはありません。ネームプレートには「研修中」と記載されますし、給与や手当などが減額されます。

例えば以下は、神奈川や愛知、兵庫などさまざまな地域に店舗を展開するドラッグストアの求人です。

ここには登録販売者手当が月額1万5,000円であるのに対して、研修中の登録販売者は手当が月額5,000円となることが記されています。研修中の登録販売者は、正規の登録販売者よりも待遇が悪くなるのです。

このようなことから、面接時には登録販売者資格の状態が「正規と研修中のどちらであるか」を確認されます。そのため、履歴書には研修中の登録販売者であることをあらかじめ明記しておくことが大切です。

具体的には、ブランクによって研修中となっているのであれば、「登録販売者(ブランクにより研修中)」などと記載するといいでしょう。出産や会社の配置転換などのやむを得ない事情でブランクが生じた場合、その旨を併記すると面接官があなたの状況を理解しやすくなります。

業界未経験・実務経験なしの資格欄の書き方

一方で未経験による研修中の登録販売者は、資格欄に登録販売者と書いてはいけません。登録販売者は販売従事登録を済ませることによって得られる資格であるためです。

販売従事登録は、登録販売者としての勤務先が決まらなければ申請することができません。そのため登録販売者としての業務を未経験の人(=登録販売者試験に合格しただけの人)は、厳密には登録販売者資格を保有していないことになるのです。

多くの場合、登録販売者試験合格の事実を「登録販売者資格保有」と記載しても大きな問題にはならないでしょう。

ただ事実としては異なる以上、面接官に悪い印象を与える可能性があるのは否めません。そのため未経験の登録販売者は、「◯年◯月医薬品登録販売者試験合格」と記載するようにしましょう。

以下は、履歴書の書き方の例です。

ここに記載されているように、未経験の登録販売者は「登録販売者試験・合格」と書きましょう。

実務経験はあるが従事登録を済ませていない場合

なお中には、従事登録を済ませれば正規の登録販売者資格を得られる「実務経験ありの合格者」となっている人がいます。ドラッグストアなどを退職した後に試験に合格したケースです。

このような場合も従事登録を済ませるまでは「◯年◯月登録販売者試験合格」と表記します。その上で、「実務経験あり」と併記するようにしましょう。

以下は、履歴書の書き方の例です。

ただ実際に正規の登録販売者として働くためには、過去に働いていた会社に実務従事証明書を発行してもらう必要があります。これを発行してもらえない場合、正規の登録販売者の申請ができません。

このとき、書類の発行には一定の期間が必要です。また業務内容によっては、実務経験として認められず従事証明書を発行してもらえないケースがあります。そうすると、正規の登録販売者として働ける前提で入社したのに研修中となってしまうことがあります。

そのため履歴書を作り始める前に、以前働いていた会社に実務従事証明書の発行依頼を終えておきましょう。

登録販売者が転職する際の志望動機

面接官は、履歴書を見てあなたの人柄やスキルなどを判断します。特に転職の際には、経歴などだけではなく志望動機も重要視されます。転職するということは、「前の会社を退職済み、もしくは退社予定」であることを意味するためです。

このとき、退職や転職などが前向きな理由によるものでなければ、採用してもすぐに辞めてしまいそうな印象を与えます。そのため転職者は、「なぜ転職するか」を明確に示さなければなりません。

また、面接官は「なぜこの会社を選んだのか」を重要視します。ここに明確な理由がないと、転職しても会社の風土が合わず早期退職に繋がる可能性があるためです。

例えば給料が高く出世が早いと記載している企業は、キャリア競争が激しく成果主義である可能性があります。そのため、事前に業研究をせず給料の高さだけで企業を選ぶと、ストレスに耐えきれず辞めてしまうことにつながります。

そのため転職を考えているのであれば、まずは面接を受ける企業をしっかり研究し、「働ければどこでも良い」ではなく、「この企業で働きたい」という印象を与える志望動機を考えましょう。

例えばチャレンジしやすい風土の企業であれば「やりがいのある環境に身を置いて、自分の力を試したりスキルアップしたりしたいため」などと記載すると、「前向きな理由でこの会社を選んだ」ということをアピールできます。

また子育てや介護などの都合で働きやすい企業を選ぶ場合、「子育て・介護中の自分でも、仕事に全力を注げる環境であるため」と伝えるといいでしょう。育児中などの大変な状況でも働きたいことが表現できると、熱意が伝わって早期退職しにくい人材であると判断されやすくなります。

これを理解して、以下のような「あなたの資格の状況に合わせた志望動機」を記載するようにしましょう。

管理者要件を満たしている場合

管理者要件を満たしている登録販売者は、経歴に長期のブランクがありません。中には、働きながら転職活動をしている人もいるでしょう。

ただこのような「企業の乗り換え」で転職する場合、志望動機や退職理由などが前向きである必要があります。例えば人間関係のトラブルなどで退職・転職することが面接官に伝わると、同じようなトラブルが起こったときに退職される可能性があるように思われてしまいます。

入社後に短い期間で退職されると、雇用や人材育成にかけた費用が無駄になります。そのため、ネガティブな理由で転職活動を行っていることが判明すると採用される確率が低くなります。

特に登録販売者が管理者要件を満たしているということは、直近5年以内に2年以上は働いていることを意味します。そのまま働き続けていれば出世できた可能性もあるのです。

したがって管理者要件を満たしている登録販売者は、転職に至った経緯を「前向きかつ説得力がある理由」で説明できなければなりません。

このとき転職の目的がキャリアアップなのであれば、前職でキャリアアップが困難であった理由を明確に示す必要があります。また家庭の事情などで働き方を重視して転職する場合、「家庭と両立できる環境で働くことによって、全力で仕事に打ち込める」などの前向きな志望動機を提示しましょう。例えば、以下のようになります。

前職は新卒で入社し、登録販売者としての働き方や店舗運営などを学んできました。そうしていくうちに、より高度な知識・経験を得てスキルアップしたいと考えるようになりました。

貴社は積極的に現場へ裁量権を与えており、さまざまなチャレンジができると聞いています。また、マネージャー研修などキャリア形成に必要な知識を研修で学べるところにも魅力を感じています。

そのような環境で自分の力を磨き、より高い水準の仕事にも挑戦したいと考えています。

このように「この会社だからスキルアップし、会社に貢献できる」ことを伝えると、前職では現場に裁量権がなかったことやチャレンジできる環境になかったことなどが伝わります。

また中には、ネガティブな理由で転職せざるを得ない人もいるでしょう。このような場合は前職を辞める実際の理由には触れず、「前職では実現できず、新しい会社では挑戦できる点」を探し出して記載するといいです。

実務経験不足によって研修中の登録販売者の志望動機

実務経験のブランクによって研修中となっている登録販売者は、「何らかの理由によって仕事をしていなかった」または「実務経験が積めない会社で働いていた」のどちらかになります。

これらのうち、どちらのケースであるかによって志望動機の内容が異なります。

休職によって研修中となっている場合

経歴のブランクによって研修中の登録販売者となっている場合、仕事をしていなかった理由を明確にしなければなりません。さらに、ブランクの理由は育児や介護、病気などの「やむを得ない事情であったこと」を表現する必要があります。

これらのうち、育児や介護などはブランクの理由としてネガティブに受け取られにくいです。そのため、これらの理由で仕事をしていなかった人は志望動機に「育児・介護が落ち着いたこと」「働きたい熱意」「スキルアップする意欲」などを記載することで面接官の印象が良くなります。

例えば、以下のようになります。

前職では店舗管理者として資格者を取りまとめ、店舗運営に携わる主任として勤務しておりました。ただ育児に集中するため、出産を機に前職を退職するに至りました。

業務経験が不足したことにより資格が研修中となっていますが、現在では子供が大きくなったので登録販売者としてのキャリアを再出発したいと考えています。

そこで研修・教育制度が充実している貴社でスキルアップし、お客様に貢献したいと考えています。ゆくゆくは店舗運営などにも挑戦したいと考えています。

このように何らかの事情で仕事ができなかった時期があったとしても、現在は働けることと働きたい熱意・意欲を伝えることで、「ブランクがあっても採用したい」と感じさせられるようになります。

一方で肉体的・精神的な病気でブランクが生じていた場合、病気が治ったことを証明できなければ採用されにくいです。病気が再発して退職に至る可能性があるためです。

なお、どのような理由であっても経歴にブランクが生じているということは、働いていなかった期間があることを意味します。そのためブランクによって研修中となっている登録販売者は、「理由があってやむを得ず研修中となったが、この企業でどうしても働きたい」などの熱意が伝わる志望動機が必要です。

実務経験を積めない職に就いていた場合

登録販売者とは別の職に就いていて研修中となった場合、別の職種に就いていた理由と登録販売者職へ戻りたい理由を明確に示す必要があります。

例えば小売店のバイヤー職などに就いたことによって実務経験が積めなくなったのであれば、研修中の登録販売者となっていても転職は不利になりません。バイヤー職は小売業における一般スタッフのキャリアアップ先であるためです。

一方で事務職や営業職などの市販薬販売と関係のない職に就いていた場合、登録販売者職へ戻りたい明確な理由がなければ「考えなしに転職している」「転職を繰り返す浮気性の人材」と判断されやすいです。

特に、登録販売者資格は費用・時間を消費し努力して取得したはずです。苦労して取得した資格を格下げにしてまで別の職に就いていた明確な理由がなければ、考えなしに行動していると思われても仕方ありません。

そのため別の職種から登録販売者職へ戻りたいのであれば、「なぜ別の職に就き、登録販売者へ戻りたいのか」に対する説得力のある理由を用意しましょう。

例えば以下のようになります。

昔から人の役に立つことが好きで、健康増進のお手伝いができる登録販売者の仕事は天職だと感じていました。ただ親が病気で入院し、介護のために転勤のない企業へ転職せざるを得えませんでした。

現在では親の病気が完治し、自立した生活を送っています。そこで、お客様との関わりを重視している貴社で、再び登録販売者として地域住民の皆様の健康に貢献したいと考えています。

また親の介護のために事務職に就いていたので実務経験が積めず研修中にはなっていますが、同じく介護で悩んでいる人の気持ちに寄り添えるようになった経験は、貴社で活かせると考えています。

このように転勤なしの事務職などを選んだのであれば、それを明記した上で登録販売者職へ復帰したいことを伝えるべきです。

他にも別の職種へチャレンジしたくて登録販売者資格を一時的に手放したのであれば、その旨と別の職種で得たスキルを活かして登録販売者職に就けることをアピールしましょう。

未経験で実務経験なし・登録販売者勉強中での志望動機

基本的に、面接では前職での経験を新しい会社でどう活かすかを聞かれます。そのため、履歴書には前職での経験を記載しなければなりません。

ただ市販薬の販売に関する業務が未経験である場合、登録販売者としてのスキルをアピールすることはできません。

また、面接官も一人前の登録販売者として勤務できるとは思っていません。実務経験のない登録販売者に求められるのは、スキルアップする意欲と熱意です。実際に以下は、広島や岡山などに店舗を展開するドラッグストアの求人です。

ここには未経験の人でも応募できることが記されており、新しいフィールドで力を試したい人やキャリアアップを目指したい人を求めていることが記されています。未経験の登録販売者(勉強中含む)に求められるのは、熱意と意欲なのです。

そのため実務未経験の登録販売者は、熱意と意欲を自分の言葉でアピールするようにしましょう。

登録販売者が印象の良い履歴書を書くコツ

転職活動の成否には、履歴書の内容が大きく関係しています。そのため転職しようとしている人の中には、「美しく完成度の高い履歴書」を作ろうとするケースがあります。

ただ、面接官が求めているのは「完璧な履歴書」ではなく「あなた自身のことが記されている履歴書」です。

特に面接では、履歴書に書かれている内容を元に質問が行われます。そのため、どれだけ履歴書の完成度が高くても、自分の言葉ではない表現(=嘘)を記してしまうと面接で対応できなくなります。その結果、ボロが出て面接での印象が悪くなります。

そのため履歴書は質疑応答をこなせるように、あなたの性格や経歴、状況などを自分の言葉で表現しましょう。

また登録販売者が履歴書を作成する上で大切なのは、資格欄と志望動機だけではありません。面接官は履歴書の細かい部分にも着目して人柄を判断しているためです。

接客業にふさわしい髪型・服装で写真を撮る

一般的に金髪やひげ、ノーメイク・派手なメイクなどは接客業にふさわしくないとされています。実際に、これらに不快感を持つ人は多いです。そのため登録販売者職に就く場合、接客業にふさわしい容姿でいる必要があります。

特に登録販売者は薬を扱うという資格の特性上、清潔で誠実な印象を与える状態であることが求められます。そのため髪色は暗くし、髭を剃ったりナチュラルにメイクしたりする必要があります。

このとき注意すべきなのは、面接時だけではなく履歴書の写真も就業にふさわしい姿でいる必要があることです。

面接時の姿が接客にふさわしい状態であっても、履歴書の写真が不適格である場合、履歴書の写真が普段の姿である(=業務に慣れてきたら容姿が乱れる可能性がある)と思われかねません。そのため履歴書の写真は面接時と同じ状態で撮るようにしましょう。

具体的にいうと、男性はひげを剃り一般的な髪型に整えます。また女性はナチュラルメイクを施し、髪が長い人は顔に髪がかからないように後ろで束ねます。そして男女ともにジャケットを着用し、アクセサリーの着用は控えるようにしましょう。

接客業で活かせる経験などは詳しく記載する

履歴書を作る際、職歴欄をシンプルに書く人は多いです。例えば「◯◯株式会社へ入社」などです。

ただ面接官が知りたいのは、「どの企業で働いていたか」ではなく「どのような業務を経験しているか」です。

特に中小企業や地方の企業、他業種などで働いていた場合、企業名だけでは仕事内容が伝わらないことがあります。そのため、職歴欄には勤めた会社だけではなく、担当した業務も併記しましょう。

例えば小売企業で働いていた場合、「◯◯株式会社へ入社、登録販売者スタッフとして勤務」などと記載します。また別の業種で働いていたり複数の部門を経験したりしたのであれば、新しい会社で活かせる業務内容を優先して記入するようにしましょう。

転職サイトを利用して転職活動を行う

ただ、面接官に好印象を与える履歴書を作成するためには、企業分析をしっかり行う必要があります。しかし、企業分析には時間と労力が必要です。そのため、転職活動中に十分な分析を行うことは困難です。

このとき、転職サイトを利用して転職活動を行うと、担当コンサルタントが企業の風土や体質などについてのコミュニケーションを取ることができます。

また、スキルの高い転職サイト担当者であれば企業の内事情に詳しいこともあります。そのため転職サイトを利用すると、質の良い履歴書を作成しやすくなります。まだ就職が決まっていない人は転職サイトを利用して転職活動を続けることをおすすめします。

ただ、担当者の力量には個人差があります。そのため転職サイトは最低でも3社以上登録しましょう。そうすることで、質の良い履歴書を書くための情報を得やすくなります。

まとめ

履歴書の内容は合否に深く関係しています。面接官はあなたのことを知らないため、履歴書と面接でしか合否を判断できません。そのため、質の良い履歴書を作り上げると転職に成功しやすくなります。

ただ、美しい履歴書を作るために嘘を書いたり当たり障りのない表現をしたりすると、「あなたがこの会社に就職したい理由」が面接官に伝わりません。その結果、不採用となってしまいます。

特に、登録販売者は経歴や資格の状況などによって注意するべきポイントが異なります。そのため誰か他の人が作成した例文をそのまま使用すると、面接時の質問に答えられなくなってしまう可能性があります。

そのため転職を考えている登録販売者は、これまでに述べた「資格状況のケース別」のコツを参考にして履歴書を作成しましょう。そうすることで、面接官に良い印象で伝えることができるようになります。


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